大阪の墓
先日、梅田墓跡人骨1500体発見というニュースがあったが、大阪市内ってそもそも範囲が狭いので、実のところ七墓のみならずやたらあっちこっちに元は墓があって、あっちもこっちも骨が埋まりまくっているのではないか?
最近になって、自分が育ったところの傍のいまは無い橋を渡ったあたりも維新前ころまで墓地だったらしいことをついに発見してしまったので、そう思う。前々から怪しい気はしていたのだが、やはりそうだったのだ。
ここ数日「上方」の56大阪探墓號というのをみていると、ほんとにあちこち元墓地だらけだなと思ったことだった。けれども今回見つかった梅田の墓地にしても、うちの近辺のいまはないし誰も知らない墓地にしても、そのうち消滅したわけだ。消滅しないのは、トクベツな方々のお墓だけで、普通人のお墓はそのうち消滅しやすい。そこで!大々的に売り出されたのが「何々家の墓」っていう商品ではないか?なにしろ代々守っていくので子孫が続くかぎり消滅いたしません!というウリで。
どこもかしこも上も下も「何々家の墓」だとかで、大層な理屈をこねて守らねばなりません、とやってきたのは、実はごく最近からのことだろう? そして、ぼちぼちその「短い伝統」も擦り切れてすたれていく模様だ。いちはやくその動きをみた察しのよい寺などはすでにいろいろな方策をとっている。たとえばペットのお墓の寺になるとか。
あれ?たまに書いたら変な方向に話がいってしまった。。