大阪ひろいよみ

 きまぐれ大阪雑談まとまりはありません

2019-01-01から1年間の記事一覧

『織田作之助と蛍』

織田作好きならきっと繰り返し読みたくなる、あの「アド・バルーン」の中の高津神社表門筋から道頓堀への細かく記述された街の情景たち。しかし、この本の筆者は、なんと、そこに、”虫”を見ている。いろんな人がこの部分の描写について思いを語っているが、…

清水太右衛門殉職碑

清水太右衛門さんは、明治時代、大阪駅の踏切番で、ある日、遮断機をくぐってもぐりこんだ幼女を救うために線路に飛び込み命を落としたという、国鉄踏切事故初の犠牲者。岐阜の人で、長良川の洪水によって職を失い大阪に来た。親分肌でまじめな働き者であり…

歴史の散歩道「史跡遊歩道」

「大阪史跡連絡遊歩道計画」というものが昭和50年頃にでき、写真のようなシンボル柱が市内のあちらこちらに建てられた。 真ん中の丸いマークは、樹木と発掘遺跡などを象徴する瓦であり、こういったものたちを美しく守っていこう、という計画だったろうと思う…