大阪ひろいよみ

 きまぐれ大阪雑談まとまりはありません

2021-01-01から1年間の記事一覧

なにわ筋 秋の夜の銀杏

もう季節は終わってしまったけれど 御堂筋よりもこちらがおすすめだった 都会の夜の銀杏並木 御堂筋の秋の夜は、電飾カラーストリートになってしまうけれど、 なにわ筋では、銀杏がこのとおり、街の灯りに照らされていた。 なにわ筋は今ではビジネス街ありち…

船場の浮世小路

今橋と高麗橋の間にあった浮世小路。西鶴にも登場しているけれど、近代以降は、忘れられていたと思う。 私がこの浮世小路のことを知ったのは20年くらい前、織田一磨のリトグラフを見てのことだった。浮世小路といえばミナミ道頓堀にあるあの通路(今はない)、…

「無縁声声」平井正治を読む

新版の冒頭前書きで高村薫さんが、釜ヶ崎に近い所で生まれて幼いうちに越したが原風景に阿倍野界隈にみたものがあると書いておられる。彼女とは反対側になる難波圏だが、私もわりと釜ヶ崎に近い所で育った。 ずっと前に使った写真の使いまわしだが、この右端…

黒門市場と高津入堀川

黒門市場の発祥は19世紀江戸時代の寺の黒門の前の鮮魚商、と、最近は平然とあちこちに書かれてあるのを見かけるのだが、この説は立証されたのだろうか?黒門市場の名前と発祥は諸説あって謎だったと記憶するが。 黒門市場は住所でいうと、今は日本橋だが、昭…

道頓堀の雨に

コロナ下ということもあるけれど、加えて、急に膝が痛い人になってしまって、街歩きはますます無理になっている。膝のほうはだんだんマシになってきているので、これは一時的なものだろうと思いつつ借りたままの本を読む日々。図書館が臨時休館なので自動的…

西成ライオットエール 

、、って、いつ買えるの? 西成暴動の時の伝説から生まれたという、就労支援の一環としてごくわずかに作られ、ほぼ花園とかあたりで売り切れてしまうらしい幻のビール「西成ライオットエール」 いちおうネット販売というのもある。が、「ただいま売り切れ」…

川口のジオラマ

先日、肥田皓三さんが亡くなった。一度だけ講演に伺ったことがあるが、あとは著書が何冊か、まだ読み切れずに積んであるといったところで、そう熱心な読者とはいえない。でも、ひとつだけ、肥田さんに習っていることがある。それは「郷土研究上方」を読むこ…