大阪ひろいよみ

 きまぐれ大阪雑談まとまりはありません

天神橋の夜景

このごろ、天神橋の夜景が好きになっている。 ここを南下していけば実家があるのだが、以前はあまりここは使わなかった。 半年前から夜中に走る状況が多くなったため、昼間は降り口混雑がこわいが夜中ならがら空きの新御堂を使うようになり、それでここに回…

名村造船所大阪工場跡

秋のはじめ頃に、クリエイティブセンター大阪というイベント等の大きな施設として使用されている名村造船所工場跡地に行った。写真は、工場裏の突堤の先っぽからの写真。目の前は、もうすぐそこが海ながらまだ木津川部分。向こうは船町という所で、その向こ…

すじかい橋 大阪江戸堀

高麗橋筋を西へ西へと歩いて行くと、阪神高速に交差する。 そこのところで道が急に斜めで、 なんだか地味になる。 高速道路の下なので地味なのは仕方ないけれど。 写真の向こう側 高麗橋方向から いま歩いてきた(黄色矢印) すると この道となるのだ 黄矢印…

なにわ筋 秋の夜の銀杏

もう季節は終わってしまったけれど 御堂筋よりもこちらがおすすめだった 都会の夜の銀杏並木 御堂筋の秋の夜は、電飾カラーストリートになってしまうけれど、 なにわ筋では、銀杏がこのとおり、街の灯りに照らされていた。 なにわ筋は今ではビジネス街ありち…

船場の浮世小路

今橋と高麗橋の間にあった浮世小路。西鶴にも登場しているけれど、近代以降は、忘れられていたと思う。 私がこの浮世小路のことを知ったのは20年くらい前、織田一磨のリトグラフを見てのことだった。浮世小路といえばミナミ道頓堀にあるあの通路(今はない)、…

「無縁声声」平井正治を読む

新版の冒頭前書きで高村薫さんが、釜ヶ崎に近い所で生まれて幼いうちに越したが原風景に阿倍野界隈にみたものがあると書いておられる。彼女とは反対側になる難波圏だが、私もわりと釜ヶ崎に近い所で育った。 ずっと前に使った写真の使いまわしだが、この右端…

黒門市場と高津入堀川

黒門市場の発祥は19世紀江戸時代の寺の黒門の前の鮮魚商、と、最近は平然とあちこちに書かれてあるのを見かけるのだが、この説は立証されたのだろうか?黒門市場の名前と発祥は諸説あって謎だったと記憶するが。 黒門市場は住所でいうと、今は日本橋だが、昭…

道頓堀の雨に

コロナ下ということもあるけれど、加えて、急に膝が痛い人になってしまって、街歩きはますます無理になっている。膝のほうはだんだんマシになってきているので、これは一時的なものだろうと思いつつ借りたままの本を読む日々。図書館が臨時休館なので自動的…

西成ライオットエール 

、、って、いつ買えるの? 西成暴動の時の伝説から生まれたという、就労支援の一環としてごくわずかに作られ、ほぼ花園とかあたりで売り切れてしまうらしい幻のビール「西成ライオットエール」 いちおうネット販売というのもある。が、「ただいま売り切れ」…

川口のジオラマ

先日、肥田皓三さんが亡くなった。一度だけ講演に伺ったことがあるが、あとは著書が何冊か、まだ読み切れずに積んであるといったところで、そう熱心な読者とはいえない。でも、ひとつだけ、肥田さんに習っていることがある。それは「郷土研究上方」を読むこ…

賑橋バス停

「小野十三郎雑話集 千客万来」に、小野の実母の家が賑橋の袂にあったことが書かれてある。小野は大和郡山で里子として幼少期を暮らすが、里子先のおばあさんが亡くなって、小学五年の春に大阪の実家に戻される。 話はちょっと複雑で、実家の母というのは継…

鰹座橋

なにしろ出かけない 大阪ひとり町歩き なし 車で中央図書館にはよく行くので ここがSPOT

大阪の墓

先日、梅田墓跡人骨1500体発見というニュースがあったが、大阪市内ってそもそも範囲が狭いので、実のところ七墓のみならずやたらあっちこっちに元は墓があって、あっちもこっちも骨が埋まりまくっているのではないか? 最近になって、自分が育ったところ…

生玉公園地下壕

先に、生玉富士というのがこのあたりにあったらしい、と書いた生玉公園西口の崖だが、その下には実はトンネル状に掘られた地下壕があり、それが旧陸軍に関係した防空壕であると言われており、1991年に、閉鎖されていた壕の口を開けて公開され、見学調査され…

伝法あたり 去年の秋

90日ム投稿になってしまったので、なんか書いとこっ! 以下そういう内容のもの どこだっけ? たぶん、伝法のお寺。正連寺? 大阪道。。坂じゃなくて阪だ 創建は古いけれども、モノはおおむね明治初頭らしい。 写真はすぐ整理しないと全然わかんなくなってし…

生玉さんの浪速富士を発見

コロナウイルスの影響もなんのその、連休明けの25日なので駐車場がいっぱい日本橋近辺。仕方がないので松屋町筋のコインパーキングに止めたが、用事はすぐに済んだ。でも60分止めな損やろ、ということで、生玉公園に久々上ってみた。 生玉に明治の頃、ほん…

あわしまさん

今年のえべっさんは堀川恵比寿に行ってみたが、 夕方になったので、人が多すぎてどうにもならなかった。 まあ仕方がないので、それはともかく、 笹やお札をいただく所に「淡島神社」という札をみつけて、あれ? 「淡島神社」は和歌山に本拠と思われる神社が…

『織田作之助と蛍』

織田作好きならきっと繰り返し読みたくなる、あの「アド・バルーン」の中の高津神社表門筋から道頓堀への細かく記述された街の情景たち。しかし、この本の筆者は、なんと、そこに、”虫”を見ている。いろんな人がこの部分の描写について思いを語っているが、…

清水太右衛門殉職碑

清水太右衛門さんは、明治時代、大阪駅の踏切番で、ある日、遮断機をくぐってもぐりこんだ幼女を救うために線路に飛び込み命を落としたという、国鉄踏切事故初の犠牲者。岐阜の人で、長良川の洪水によって職を失い大阪に来た。親分肌でまじめな働き者であり…

歴史の散歩道「史跡遊歩道」

「大阪史跡連絡遊歩道計画」というものが昭和50年頃にでき、写真のようなシンボル柱が市内のあちらこちらに建てられた。 真ん中の丸いマークは、樹木と発掘遺跡などを象徴する瓦であり、こういったものたちを美しく守っていこう、という計画だったろうと思う…

はたてくらばし(端建蔵橋)

ブログ生活復活!! 「泥の川」という小説に出てくる土地のありさまがよくわからなかった。 ややこしい。 ややこしいてわからんな、と思いながらも何十年も放置していたが、昨年?か?・・・車でたまたま通りがかった折に降りて歩いてみたのだった。 もちろ…

「幻坂」ほんま本大賞受賞

幻坂 (幽BOOKS) 作者: 有栖川有栖 出版社/メーカー: メディアファクトリー 発売日: 2013/04/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る 単行本のカバーに惹かれて買った「幻坂」が、この夏、大阪ほんま本大賞を受賞。 おめでとうございました。…

雁次郎横丁という謎

雁次郎横丁というのは、南海難波駅近辺の、よく知られた裏通りの名称だ。織田作之助の小説中では、その場所が詳しく丁寧に説明されている。 しかし、詳しく説明されてもいまひとつそれがどこなのか、はっきりしなかった。自分には日常的な通り道なのに、なぜ…

心斎橋大丸の石灯籠 (大坂から大阪へ)

▲表紙絵は慶応4年の大阪城炎上 「阪」という字は何に使う? 「大坂」という表記がいつ「大阪」に変わったのか、どうして変わったのか、という、どうでもよさそうながら気になる問い。決定的な証拠ある正解は今のところ無いらしい。江戸の末期に「土に反る」…

出入橋

梅田のはずれにひっそり残る「出入橋」欄干のみで川は無し 八百八橋と言われた浪速の橋ばし ひとつひとつそれぞれに 古来からの堂堂の歴史物語が ある ・・ものなんだけれど この「出入橋」の歴史は なぜだか聞いたことがなかった 曽根崎新地蜆川あたりとい…

安居天神のねむり猫

まるで置物のように動かなかった。 ***

織田作之助の「?西横堀川」

コロナブックス「織田作之助の大阪」を開いていて、不思議に思ったことがある。 織田作之助の大阪 (コロナ・ブックス) 作者: オダサク倶楽部 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2013/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 某記事の中で…

天満橋から

「おおさか図像学」というたまたま図書館で出くわした本には「知らなかった」というより「気がつかなかった」というのがぴったりくるような話がいくつかあった。図像にまつわる話題なので「これ見たことはあるのに、それわからんかった!」という感じだ。 い…

千日前の鉄冷鑛泉(むねすかし)

千日前にはよく名の知られた「法善寺」と その隣の「竹林寺」があった 古い絵図にもそのままのっている 昔むかし 「竹林寺」入口のあたりで「鉄冷鑛泉」というのみものが売られていたという。鑛泉水つまりソーダ水だろう。織田作はこの字面に「むねすかし」…

御堂筋の銀杏など

綺麗 と 感じ続けてきた眺め 阪急車窓からの淀川夕焼け 御堂筋の秋の銀杏並木 道頓堀川 夜の光る川面 もっとずっと雄大で美しい景色をみたことはある 忘れられない景色だとそれらをみたとき思った でも どれも 2度3度見る機会はなく どんな気持だったのか今…